やっぱ音楽って・・・

大阪ストラットから福生ストラット、さらにそのルーツのニューオーリンズとStrutの意味について

今日は元ネタ曲への考察です。というわけで、珍しく元ネタ曲からご紹介。というか、超かっこいい、この曲。

大瀧詠一福生ストラット パートⅡ

星野源オールナイトニッポンでかかってたんですよね。先週のですけど。 放送でも触れてましたが、メンバーが伝説的なTin Pan Alleyの面々。
ギター:鈴木茂
ベース:細野晴臣
ドラム:林立夫
キーボード:佐藤博
コーラスで山下達郎大貫妙子が参加。豪華。でも当時はまだまだ新進気鋭の若手ミュージシャン達なんですよね。初期ユーミン(荒井由実)のバックも彼らです。卒業写真とか。

そんな凄い面々の演奏した「福生ストラット」を元ネタにしたのが、

ウルフルズ大阪ストラット

ほとんどカバーです。まあ、最初から「福生ストラット」をベースにしてるのは公言してましたし。大瀧詠一ゆかりの深い伊藤銀次がウルフルズプロデュースしていた事からの流れらしいです。

それはさておき、この「福生ストラット」にも元ネタがあるんじゃないかという説があります。その元ネタ疑惑の曲がこれ。

MetersChiken Strut

ニューオーリンズを代表するファンクバンド、ミーターズ。懐かしの洋楽ファンにとってはネビィル ブラザーズと関連の深いバンドとして記憶している人もいるでしょうか。しかし、この曲、元ネタと言われるとどうだろう。

「福生ストラット」はニューオーリンズのリズムを使っているのは確か。で、”strut”なんでこの曲ということなんでしょうが・・・ちなみにMetersでstrutというとこちらの方が有名。

Meters – Cissy Strut

いやー、面構えがいい、ミーターズ最高!!でも元ネタとしてはこっちは違うな。

勝手な想像ですが、ニューオーリンズのリズムでセッション的に曲をつくって、タイトルにはニューオーリンズ的というか、当時なんとなく流行ってたストラットをつけたと。

世界中のリズムに精通している彼らですが、特にニューオーリンズ、セカンドラインの影響は大きいようです。アラントゥーサンはもちろんですが、それよりもDr. Jhonプロフェッサーロングヘアとか、おそらくはさらにディープなところまで踏み込んでいたんでしょう。

特に「福生ストラット」が収録された大瀧詠一のソロアルバム「ナイアガラムーン」を録音していた頃が一番ニューオーリンズにはまっていた時期じゃないかな。

というわけで、今回元ネタ(元々ネタ)認定はなしです。

その代わりといっちゃあなんですが、曲名に関するうんちくを・・・

まず、福生。福生は東京の多摩地区にある市の名前。なかなかマニアックな場所。東京の人は分かるのかなあ。大阪在住のkeinojiは東北のどこかかと思ってました。米軍の横田基地があるところらしいです。大瀧詠一の住んでるところか出身地かと思いきや、大瀧氏は隣の瑞穂市在住だったそう。で、その自宅に作ったスタジオが「福生45スタジオ」。福生じゃないのに。まあ、よくありますよね、その所在地じゃないのに近隣の名の通った地名をつけるパターン。マンションとかでよくあるやつです。大阪で言うと「おいおい、そこ梅田ちゃうやん」ってつっこむやつ。

そして「Strut」。英和辞書で調べると、もったいぶって(反り返って)歩く、とある。実際どんなニュアンスかというと、ちょうどLenny Klavitzが2014年に出したアルバムに「Strut」というのがあって、リリースの時のアルバムタイトルへのコメントが参考になります。

レニーはこの曲名をアルバム・タイトルにも冠した意味について、次のように語っている。

「自分らしく生きることこと、自分を恥じることなく、受け入れることを象徴しているんだ。社会が押しつける能力や美の基準に左右されることなく“堂々と歩く”。そんな意味を込めたんだ。デビュー25年目でこうして自分のレーベルから初めてリリースするアルバム・タイトルにこれ以上相応しい言葉は無いと思ったからさ」

レニー・クラヴィッツ、新作『ストラット』より表題曲“Strut”の音源を公開ーro69の記事より
http://sp.ro69.jp/news/detail/108159

まあ、人目を意識して気取って歩く、ぐらいの意味かな。ビジュアルでいうとこっちが参考になる。

Jazzですが・・・、Sonny Clarkの名盤「Cool Struttin’」。Coolとついてますが「Strut」とは、まさにこんな感じに颯爽と歩く感じかな。ミーターズのビジュアルとは随分違うけど。

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