「この世界の片隅に」上映館の少なさにも負けず観に行くべき理由を自分の感想と評価を述べる

tanada

11/23日に立ち見で観て以来、自分の中で反芻し続けている「この世界の片隅に」。1度ブログにはしたためましたが、もう少し書きたい気持ちを抑えることができません。

とにかく、まずは観ていただきたいなあと思うので、まずは上映館を確認してみましょう。

劇場情報→

観た直後のレポート

11/26放送のTBSラジオウィークエンドシャッフル、ムービーウォッチメンのコーナーで取り上げられたのは、待望の「この世界の片隅に」。
案の定、宇多丸師匠大絶賛でしたね。でました5千億点!

これで、「この映画の片隅に」に大絶賛の評価を与えているのは、僕の知る限りで、

ライムスター宇多丸
ウィークエンドシャッフルスタッフの皆さん
伊藤聡
町田智宏
水道橋博士
岡田斗司夫

その多くの人が今年の邦画、いや映画全般で一番に揚げてます。中には生涯ナンバー1にあげる人も続出する始末です。宇多丸師匠にいたってはムービーウォッチメンの中で、

今後、日本映画史に残るであろう大傑作

とおっしゃってます。

そんな大絶賛の嵐の「この世界の片隅に」ですが、今までの大絶賛映画とはちょっと違った点があるように思います。

評価している多くの人が「良い」のはもちろんですが、「好き」と言っている点。分かります、分かりますよ。思わずぎゅっと抱きしめたくなるような愛おしさがこの映画にはあるんですね。

みんなが大絶賛しているから見に行ったけど、期待はずれだった。結構よくあることだと思います。自分もそうです。そういう場合が多い。大絶賛されていて、期待度MAXで見に行って、それこそ最初は「すげー」ってなるけど、観ているうちに・・・。

しかし、「この世界の片隅に」は違った。最初から期待以上の訴えてくるものにガツーンとなりつつ、最後まで評価は上がりっぱなしのまま、エンディングまで迎えました。(これは個人的な感想です。感じ方にはあくまで個人差はあります。)

最初のガツーンときたこの衝撃、最初から泣きそうになったのはなんなんだろうなあ、と思ってたら、ラジオで宇多丸師匠が説明していました。アニメーションにおいて普通は省かれる中間の絵(中抜き)もきっちり描いて挟み込むことによって、ひとつひとつの動作に説得力がでると。

エンドロールも全く手を抜いてない。いつも「良かった」っていう映画でも、「帰ろかな」って思ったりするもんですが、「この世界の片隅に」は途中で立てなかった(そもそも立ち見でしたけど)。エンディングの後日談や原作から省略されたエピソードが紙芝居風に流れる。ここでもハンカチ何枚かいるぐらい。

こういった丁寧な書き込み、徹底した調査。監督である片渕須直さんの執念を感じます。加え、元々のこうの史代さんの原作からして傑作ということもあって、そして前述のように中抜きしてないこともあって、

スミからすみまで味わい尽くせる作品
by宇多丸師匠

となってます。

アニメならではの芸術的な表現方法、戦争を扱ってる、などいかにも批評家ごのみの面がある、この作品。そういうのってだいたい取っつきにくい高尚な映画になりがち。ですが「この世界の片隅に」はまったく大衆性を失ってなく万人が楽しめる。というか大衆喜劇、基本的に笑いが耐えないの作品です。

戦争という「世界」の出来事が起こっているなかでも、「片隅」では普通の生活が流れていく。

その普通の生活を描く中での背景のリアルさ、音、視点。どこから爆撃機が来るか分からない不自由さ。予測できない災難。

長い制作期間の間には東北大震災もあったそうです。はからずも災害に直面した作品にもなっている。そして大事な人、大事な物を失う喪失感。最後の戦争孤児のエピソードが個人的に一番の泣きポイントでした。

日常の延長線上に戦争がある、もしくは戦争と日常が同居することをこれ以上なく実感できる作品です。

そして絶望は終わり、ちょっとずつ希望にむかっていく。

ぜひ多くの人に観て欲しいと思います。

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