やっぱ音楽って・・・

Pet Shop Boysを聴いてふと頭をよぎったNegiccoの「愛のタワー・オブ・ラブ」

今日は久しぶりの「元ネタを探せ」。昨日の記事に書きましたが、TBSラジオ、ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル「80s POPSとはいつからいつまでか特集」を聴いていて、突然目の前に現れた“意外な出会い”について。

10/22ウィークエンドシャッフル特集「80sポップスとは・・・」を聴いて

西寺郷太氏のかける曲を聴いて「あっ」と思ったこの曲。

Negicco / 愛のタワー・オブ・ラブ

2013年2月リリース、Negicco11枚目のシングル。この曲プロデュースは言うまでもなく我らがNONA REEVES、西寺郷太。この後、小西康陽田島貴男などの豪華プロデューサーが続く1発目の曲。アイドルらしからぬ大人の雰囲気溢れるクールなダンスチューン。

昨日のラジオで西寺郷太が1986年を代表する曲としてあげた1曲。そしてもっとも好きな曲とも言及してた・・・

Pet Shop Boys / West End Girls

おー、これかー。バックに白玉で流れるシンセ、シンセベース、そしてAメロの進行。特にバックのシンセの音はぽいですねー。(ちなみにエンディングのシンセベースがやたらかっこいい)そしてドラムが2拍4拍のスネアを強調するあの時代感。あんなに散々聴いてたはずなのに、気がつかなかったー。

「愛のタワー・オブ・ラブ」は聴いた時から、なにか懐かしい感じがするなあとは思ってたんです。それとちょっとした違和感。今思うとこの「80sの洋楽感」ですな。

しかし、センス良い使い方しますよねー。さりげないけど、曲の良い雰囲気の要素をドバドバ注入してる。それにしてもこんなにハッキリ使ってて気がつかなかった自分にも問題は大ありですが。

ポップマエストロ西寺郷太師に曲を提供してもらうだけでも贅沢なのに、師の一番大事な曲をちりばめて作ってもらうなんてNegiccoは幸せもんだなあ。そこにはやっぱりそうさせてしまうNegicco達の人柄も大きいのでしょう。

そして、師も気持ちよく仕事ができたからこそ、またまたNegiccoをプロデュースして「ときめきのヘッドライナー」という名曲に繋がっていくのだと思います。

10/22ウィークエンドシャッフル特集「80sポップスとは・・・」を聴いて

10/22放送、TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル(タマフル)は非常に濃い内容でした。ノーナリーブス西寺郷太師を迎えての80sポップス特集。

昨今、国内・国外問わず音楽業界に80年代のトレンドを感じてるkeinojiとしては聞き逃すわけにはいけません。80年代実体験者ですしね。

10/22の放送をTBSラジオクラウドで聴く→

いやー、随分ためになる特集でした。意外な発見もあったりして。

意外な発見とは

Pet Shop Boysを聴いてふと頭をよぎったNegiccoの「愛のタワー・オブ・ラブ」

まず、違ってた

まず、僕が「あっ80年代だ」って感じて記事にした曲ですが、

WEAVER / S.O.S. これもかなりの80年代

Bruno Mars / 24K Magic 80年代風味炸裂のクールなファンクナンバー

この辺の曲に80年代を席巻した「ニュージャックスイング」に影響されてるなあと感じているんですが、このたびRhymester宇多丸さんをはじめとする“80年代警察”によって80年代ではないと認定されました。

なので上の2記事は80年代警察に警告をうける恐れがあります。いやーニュージャックスイングは80年代だと思うけどなー。

各年を代表する曲

その他、特集では84〜87年の各年を代表すると思う曲を宇多丸、西寺郷太それぞれに1曲ずつ出し合うという内容。当然知ってる曲が多く流れて懐かしかった・・・「あーそれくるか」ってのもあり。

今回の特集の中では80年代の始まりを、1979年のウォークマンの発売と定義。音楽でいうとMichel Jacksonの「Off The Wall」あたり。そして終わりを1989年、Soul Ⅱ Soulの「Keep On Movin」と定義してました。

Soul ⅡSoulについては思わず「そうそうそう!」ってなりましたよ。でもあの頃は分からなかった。大人達がみんな“新しい”っていってるけど、何が新しいんだろうって思ってました。今大人になって振り返ってみると確かに全然違う。ここから90年代のAcid Jazzなんかに連なっていって、日本では他にもいろいろ吸収しながら渋谷系に発展していったりしてるんですよね。

時代背景

80年代の始めと終わりに日本人が関わってるのが面白い。ウォークマンはソニーだし、Soul ⅡSoulは屋敷豪太。まあ勝手に定義してるだけですけどね。

86年あたりからチェルノブイリの原発事故があったりして、徐々に時代の空気がかわっていったっていうのには大きく共感。それまでは世界各地に様々な紛争がありつつも、日本が関わるものがなく、またバブル全盛期一億総中流といわれた時代。平和で安定した時期であり(少なくともそう感じてた)、それは未来も続くものだと思ってました。それが崩れ始めた感覚というのは音楽にも色濃く反映されていたんですね。

それが、95年の阪神大震災とオウムの事件で、完全に打ちのめされる訳ですが。

ひたすらノー天気で明るい音楽から、ちょっと内省的な音楽が徐々に出始める。こうやって俯瞰してみると、面白いですね。このあたりの80s POPSのことをまとめたという西寺郷太の新著「ジャネット・ジャクソンと80’sディーバたち」(星海社新書)も非常に読んでみたいです。

聴いた上での今後のこと

今までのkeinoji的80年代がタマフル基準と違う問題が残ったんですが、今後は「ざっくり80年〜90年あたりの音楽」ということで、音(音色)の印象があの頃に近いという意味での「80年代」として使っていきたいと思います。具体的にいうとキラキラしたシンセの音ややたら2拍4泊をド派手に目立たせるドラムの音とかですね。これは結構ジャンル関係なくそうだったりしますからね。

当時はそんな音がハイテクな固い音に聞こえて、ちょっといやだったんですけど、今ではなんだか懐かしい音になってます。それが今の若い世代にとっては新しい音なんでしょうね。

しかし、今回のタマフル、野球中継が延長したってことで30分遅く始まって、そのくせ終わるのは同じ時間。つまり30分短くなってる。こんなに濃い特集なのに、しかもムービーウォッチメンで取り上げた映画「何者」がことのほか良さそうで、宇多丸師匠は語りたいことが多いのに時間が短いという消化不良なことに。テレビとかは野球中継が延長しても後の番組が全部ずれ込むだけで短くなるってことないのに。わりをくったのって「ウィークエンドシャッフル」だけじゃないっすか。どうなってるんスか、TBSさん!!

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