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Vulfpeck「Animal Spirits」最高にPOPでFunkな要注目バンドは活動も超ユニーク

Vulfpeckは最近あちこちで話題になってるLAのファンクバンド。3/2にアルバム「The Beautiful Game」が日本で初CD化。中でもとびきりPOPな、この曲をどうぞ。

Vulfpeck – Animal Spirits

※謎の日本語字幕MVができていたので差し替え。CD化への感謝でしょうか。しかし、この訳の緩さは最高だな。(3/24追記)

それにしても、ファンク系のバンドが注目されるっていうのは嬉しいですね。「The Beautiful Game」というアルバムはすでに配信はされていたみたいですが、この度めでたく初日本版&CD化。

Vulfpeckは音楽もユニークなら活動もユニーク。ヴルフペックと読むのかな?ヴォルフペック?謎のミニマル・ファンク・バンドという紹介されてますが、「ミニマル・ファンク・バンド」という名称自体が謎。

ライブ動画を見てるとたくさんメンバーいてそうですが、基本はベース:ジョー・ダート、キーボード:ウッディーゴス、ギタ-:、テオカッツマン、鍵盤奏者/ドラム:ジャック・ストラットンの4人。

どうやら、この4人が中心になって他のメンバーを入れつつ活動している模様。ルーツとするのはモータウンサウンドを支えたFunk Brothersを始め、Wrecking CrewMuscle Shoalsなどのグルーヴィーな職人音楽集団。

中核メンバーが数名いる上に、その他メンバーが出たり入ったりして一種のコミュニティを形成するのはファンクという音楽形態には時々みられる現象。Sly& The Familystoneもそうだし、ジョージ・クリントン率いるP-Funk一派もそう

FunkとPOPの同居具合がいいのです。先の「Animal Spirit」は最初Jackson5的とも思ったけど、どちらかというとWarとかSly & The FamilystoneのPopな曲の感じ。サイケでピースフル。どちらもVurfpeckと同じく西海岸のバンド。

しかし、この「Animal Spirits」に限っていうと、keinojiが思い浮かんだ曲がこれ。

Vince Gauraldi Trio – Linus and Lucy

これもハッピーでピースフル、そして楽しい。音楽は楽しくなくっちゃと思わせてくれる。どちらの曲もピアノのリフがいいアクセントになってるんですよね。

もちろん、他の曲はバッキバキのファンクだったりするんですけどね。どうもバンドの根底には「ユーモア」というキーワードがあるような気がしてならない。

ファンクでこういう活動形態をしているということで僕はBreakestraというバンドを思い出しました。こちらも良質でいいファンクバンドだし、西海岸が活動拠点。Breakestraもリーダーのマイルスタケットという男を中心にコミュニティ的にメンバーが集まって活動してるっていうのも似てる。最近新譜が出てないのが寂しい。

あと、Vulfpeckといえば”Spotify事件”というのが有名らしい。

Spotifyはアメリカの音楽配信サイト。再生回数に応じて収入がデータのアップ主に支払われる仕組みだが、配当利率があまりにも低く、何万回と再生されても雀の涙・・・。しかも手間をかけようがかけまいが再生回数次第というところも気になったよう。ならばと、なんと無音の曲、数曲で構成されたアルバムをSpotifyにアップ。その名も「Sleepy」。これを再生してもらうようファンに呼びかけ、まんまとツアーの資金を獲得したということ。

Spotify側も最初は容認していたようですが、今では「Sleepy」はSpotify上では削除されているようで、さらにもう同じことをしても即削除されるようです。

これはある意味クラウドファンディング的といえなくもない。ファンは応援するつもりで”無音のアルバム”を何回も聴くわけですからね。しかしこの場合、お金を払うのはSpotifyなんですよね。

Spotify事件は別として、クラウドファンディングって上手く使えば、インディーズでも、規模の大きいメジャーのような活動ができるかも。クラウドファンディングはもしかしたら、今後のバンド界隈を揺るがすものになるのかもしれないですね。

Vulfpeckはほとんどの曲、そしてアルバムまるごとをYouTubeにアップしてたりしています。しかもおそらく公式アカウントが、です。これはもう今後の展開として曲を売って利益を得ようという概念じゃないということを考えているんでしょうか。曲はネットで聴いといてもらう。そしてクラウドファンディングなどで予めイベントの運営費を集め、集まれば開催する。これなら失敗することもないし、出資する側からすればバンドを育てる楽しみもある。

YouTubeの公式アカウントにはライブまるまるや、ピアノの弾き方なんかもアップされたりして楽しいです。ぜひ覗いてみてください。

でも、YouTubeにあるなら、わざわざCD買わなくていいじゃん、て思うでしょうが、いやいや。ここはCD買って好きなバンド応援しましょうよ。これからどんなことやるか楽しみだし。とりあえず日本に来てくれー。

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